平日午前の田園都市線は日本有数の朝ラッシュ地獄で有名ですが、
次から次へとやってくる列車とその車種の多さは目を見張るものがあります。

そんな平日午前に見せる田園都市線の情景をお送りします。

2018年5月某日 二子新地にて 
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4線に5列車がひしめく複々線区間。
田園都市線上りは朝ラッシュ時どうしてもこの橋梁上で詰まります。

2012年2月某日 二子新地にて
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こちらは6年前の光景。
写真にも映りこんでいますが、
田園都市線の対朝ラッシュ最終兵器は6ドア車×3両という荒業でした。
効果の程は知りませんがとにかく田園都市線の朝ラッシュが
壮絶であることを宣伝するにはうってつけの存在でしたね。

2011年12月某日 たまプラーザにて 東急5112F
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こちらも6ドア車組込時代の5000系。
ホーム上の黒山の人だかりが朝ラッシュの壮絶さを物語ります。

この6ドア車のせいで5000系は平日朝夕ラッシュの運用ばかりでした。
5000系も8000系列に負けず劣らず編成間の組成替えも頻繁でして、
6ドア車組込のため四苦八苦していたようです。
現在東横線で活躍する5121Fは、
田園都市線時代唯一の6ドア車×2両組込編成という登場時のままの編成で残り、
その結果平日A39Kという朝1往復だけの運用ばかりに充当されるという
不憫な使われ方をしていました。

最近では6ドア車も駆逐され、
一時期よりも日中や土休日に姿を見かけるようになった気がします。

2018年5月某日 梶が谷にて 東急8627F
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再び最近の写真に戻ります。
壮絶な朝ラッシュから2時間ほどですが、下り列車はくつろいだ雰囲気がありますね。

写真は朝ラッシュを終え鷺沼車庫へ引き上げる8627Fです。
東急車で日中に鷺沼へ入庫する運用があるとは思いませんでした。
現行ダイヤでは平日A12Kが該当します。

初夏の陽気を浴びる8627Fの横顔を半逆光でハイキー気味に捉えました。
ポートレートでは逆光・半逆光が鉄則ですが
鉄道車両でも撮り方によっては効果的なようです。