これはいったいどういうことでしょう……

気づいたら前回更新から1年経っておりました。
最近地球が一周する速度が速くなってませんかね……

2032迎春あいさつ

というわけであけましておめでとうございます。
2023年もnano factory(株)をどうぞよろしくお願いいたします。

昨年度はEF65PFを作る途中で更新が途切れてしまいましたが、設計も途切れたままでございます。
というのも、引かせる客車も模型化するコンディションも整っていないので、そういう準備ができたらおのずと手が進むのではないかという魂胆です。

そもそもnano factoryが何をしているかといえば、
鉄道模型用の
・3Dプリント用データ(3DCAD)の作成
・3Dプリント製品・パーツ
・及び上記の作成代行
を中心に、デジタル時代の鉄道模型趣味を彩るサービスの提供を目指しているところでございます。

詳しくは弊社公式HP

をご覧ください。

さて、昨年度に進んだ3DCADデータといえば、
EF65 1000番台PF(出来ているようでまだ結構途中)
JNR EF65-1000後期 v107-3

581系(全然途中)
Tc581 v48

TKK8000系(Ojスケールでβ版データ完成!)
TKK8000Tc-1 v13-3
このデータが、

こうバラけて、
tkk8000ojhaiti

こう造形されて、
IMG_2032

こう組み上がって、
IMG_2047

こんなんなると……
image_50425857

Nスケールの弊社製青ガエルとならべるとご覧の大きさ!
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この存在感、1両でもかなり満足です。
これぞ1stカーミュージアム?
塗装や細かいパーツ類の取付がまだですし、設計上の課題も残っておりますが、ここまで形にできればβ版としては上出来ではないでしょうか。

冬休みの課題
年末年始の冬休みの課題、21~22年はTKK9000系でしたが、今年は楽しようとこいつを選んだら……
Tc2120 v23
この形式の前頭部ってスカートを含め一体のなめらかな曲線で構成されているくせに、要所要所で直線・平面的な要素が入るいやらしい形状をしておりました。
おかげでまだ中途半端な状態ですが、冬休み課題としての突貫工事にしてはらしい形状になったのではないでしょうか。


……とまあこんな具合に中途半端な仕掛け品が多いですが、やはり注目はOjスケールTKK8000系でしょう。
以前8500系でOjスケールに挑戦しましたが、各種設計が甘かったほか、1両でも総額6万円以上となるなど量産化の面で厳しいものがありました。
しかし、3Dプリントでお馴染みのDMMからエコノミーレジンなる新素材が登場したことで事態は急転。
以前の8500系では板キット状に分割して配置しないと3Dプリント特有の積層痕が目立ち、どでかいGM板キットのような構成でした。
しかしこの新素材は一体成型ボディでも積層痕がほとんど目立たず、かつ条件次第で大半のサポート材を切除してから納品してくれるというから優秀なサービスでございます。
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また、造形範囲が床板や台車・床下機器含めてOjスケール1両分を余裕でクリアできるボリュームで造形できるのが楽でいいですね。

そして何より、これだけの造形力で以前の8500の1/2程度の価格で造形出来てしまう圧倒的コスパは代えがたいものがあります。
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前面・妻面・側面・屋根板を一体成型のボディにできたことで、剛性や組付け精度も良くなり、8500の頃より大幅に施工性が向上しました!


というわけで本日のまとめです。
今年の当面の目標は様々な車種をOjスケールで造形するとともに、こいつを動かせられるように試行錯誤したいですね。
エコノミーレジン単体での構成ではなく、ライトケースや空気ばねの表現には他の3Dプリント素材を使っておりますが、それ以外はほぼほぼエコノミーレジンです。
設計を整えてDMMクリエイターズマーケットでも出せるようになれば、皆様にもこの迫力を楽しんでいただけますね。


OjスケールTKK8000の件は記事にまとめたいところですが、このペースだといつになるやら……
しかしまあ、細かい進捗は弊社公式Twitterにて順次載せておりますので、併せてご覧頂けますと幸いです。


こんな感じで今年もマイペースに、しかし着実に模型化に向けいろいろと挑戦したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。