前回よいお年を投稿をしてもう3か月経ってしまうという時の早さに驚きつつ、緊急事態宣言お構いなしの忙しい年度末を過ごしている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今年初の投稿が8500系の離脱報告になってしまうのが残念でなりませんが、また一本田園都市線を去った8500系が発生したのでお知らせします。
3月12日、A25Kをもって8616Fが運用を離脱した模様です。
側面のフルカラーLED行先表示器やデハ8516側の原色赤帯など、一般的な編成と見せかけて最後まで独特のスタイルを維持し続けた8616Fでしたが、ついに姿を消しました。
というわけで、現役時の雄姿を振り返ってみましょう。
2011年8月某日 たまプラーザにて 東急8616F
お馴染みの光景もそろそろ過去帳入り。
2011年9月某日 市が尾にて 東急8616F
ここもホームドアが付いて撮れない構図となりました。
2012年2月某日 二子玉川にて 東急8616F
でもこのデラデラとした前面の感じはこれはこれで悪くないです。
2012年2月某日 溝の口にて 東急8616F
SUS車の平面ならではの色味かもしれません。
2012年2月某日 溝の口にて 東急8616F
冬の長い日差しや、列車を待つ人々のマフラー姿なんかが冬らしいですね。
2012年2月某日 溝の口にて 東急8616F

最初のたまプラ構図を屈んで撮るとこんな感じでした。
この構図の方が好きですが、こちらもホームドアの設置により撮影できなくなりました。
キャパシティーの大きい撮影地だったので、安心して撮れましたね。
2012年6月某日 溝の口にて 東急8616F
新玉川線35周年記念列車に抜擢された8616F。
まともに撮影できなかったのですが、マークは記録していました。
そのことに気づいていた乗客はいったいどれほどいたのでしょうか?
さて、来年は東急創立100周年を迎える記念すべき年ですが、2022年にもわずかながら残存するはずの8500系には何か施されるのでしょうかね?
東急唯一のローレル賞受賞車として、現在まで続く東急オールステンレスカー技術のパイオニアとして1つお願いしたいところです。
2012年11月某日 田奈にて 東急8616F
そして朝焼けとの組み合わせもよく撮ったものです。
2013年2月某日 梶が谷にて 東急8616F
上の田奈で撮った写真と同一運用のようです。
季節や天候が違うとここまで雰囲気が変わります。
シールドビームの温かみのある灯りが雪と実にあっていますね。
2013年3月某日 梶が谷にて 東急8616F
通勤電車として当たり前の光景が繰り広げられていますが、好きな車両であればそんな光景1つ1つが思い出になるものです。
2018年3月某日 田奈~長津田にて 東急8616F
丘陵地帯の住宅地を声高らかに駆け抜ける光景こそまさに田園都市線。
2018年10月某日 二子新地にて 東急8616F

少しぶれてしまいましたが、白色LED灯との組み合わせが美しい8616F。
2018年12月某日 住吉にて 東急8616F
いつも1本は東急車が日中ここで寝ています。
半蔵門線内でのトラブル時の応援待機も兼ねているのでしょう。
長津田や鷺沼、東武線内から駆け付けるのは時間もかかりそうですしね。
2019年6月某日 すずかけ台にて 東急8616F

新鋭2020系と離合する8616F。
こうしてみると40年の進化は伊達ではありませんね。
それでも基本技術や車体仕様は8500系や大元の8000系で確立されたものですから、ここまで8500系が活躍できたのも頷けます。
これが7200系以前の車両では務まらなかったでしょう。
2020年1月某日 二子玉川にて 東急8616F
白色LED灯が美しい二子玉川に到着する8616F。
ドーム状の大屋根と相まって非常に近代的に見えますね。
そんな駅を発着する古豪の姿も見納めの時が近づいてきました。
2020年2月某日 田奈にて 東急8616F
特徴であったフルカラーLEDをまともに写している写真が無いのはどうかと思いますが、これだけ記録できたのは幸運です。
撮影機会にも乗車機会にも比較的恵まれた方ですね。
さて、これで残る8500系は11編成110両となり、二桁の大台を割り込むのも時間の問題でしょう。
数年前まで20本以上が元気に駆けずり回っていた頃と比べると雲泥の差です。
実感としても本当に減った感がありますので、1回1回の乗車機会を大事にしたいですね。
また、この編成の両先頭Mユニットは8601Fから続く1975年製ですが、この編成の廃車をもって1975年製の8500系が消滅したようです。
いやはやここまで数を減らしたかと思うと同時に、よくぞここまでもったものと思います。
これまでの活躍に感謝いたします。
Thank you! 8616!
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