8月はコロナ騒ぎなんて関係ないかのような忙しさで、この更新のみとなってしまいそうです。
そんな間にも今度は8615Fが、28日A25Kをもって運用を離脱してしまいました。
仕事でたまに半蔵門線に乗りますが、8500系との遭遇もめっきり減りました……
置換は2139Fで、2138Fを飛ばしての納入でした。
製造工場の違い(新津・横浜)で番号が前後して納入されることはよくあるものです。
8500系でもありました。
8615Fといえば未更新車の特徴である前面裾の溶接痕が厳つい編成で、クーラーキセ補強が先頭に出ている最後の編成でもありました。
そんな編成の雄姿を振り返っていきましょう。
2011年3月某日 高津にて 東急8615F
2011年5月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8615F
8615Fも来ていました。
2011年8月某日 市が尾にて 東急8615F
坂を下りてきた8500系急行が爆音高らかに気持ちよく駆け抜けていく光景もあと数年で終わりです。
2011年8月某日 たまプラーザにて 東急8615F
前面は白っぽく、側面は黒っぽく輝くステンレスボディが美しいですね。
2011年12月某日 田奈にて 東急8615F
珍しい行先ながら朝の撮影好タイムにほぼ8500系で来るので、いろんな編成で撮り納めています。
2012年2月某日 たまプラーザにて 東急8615F
サンバイザーが当たり前の今、こうして物理的にカーテンを下ろす車両も少なくなりました。
2012年4月某日 たまプラーザにて 東急8615F
2012年11月某日 田奈にて 東急8615F
EBを躊躇なく入れる人をよく見かけたものですが、ホームドアが付いて以降、昔ほど突っ込んだブレーキは見られなくなりました。
雪の日はじゃじゃ馬のごとく荒れ狂いながら走るのが8500系らしい姿でしたね。
この事故は、非常ブレーキを取り扱った5050系が、ブレーキパッドと車輪の間に油分を含んだ雪を噛みこんだことで想定以上にブレーキの利きが悪くなったことが原因のようです。
基本的に電制のみで止まる5050系は、知らず知らずのうちにブレーキパッド周りに雪がこびりついたのでしょう。
8500系は5050系などと違って元から25km/h以下では空制で止まるため、ここまでひどい制動力の低下は見られなかったのかもしれません。
この事故以降東急は雪にめっぽう弱くなりました。
2015年12月某日 渋谷にて 東急8615F
白黒でも様になるのが古い車両の魅力です。
コルゲートの陰影が露になってよろしいですね。
2018年3月某日 宮前平にて 東急8615F
溶接痕が横一列に平行にならぶスタイルは、末期では8615Fと8629Fの渋谷方のみで、遠目からでもよくわかりました。
2018年3月某日 青葉台~田奈にて 東急8615F
屋根の補修痕が痛々しいですね。
未更新車は屋根布の上から絶縁材を塗り足しているため、更新車と比べてランボードの段差が目立ちにくい形状が特徴でした。
未更新車は屋根肩部が劣化しやすいのか、写真のようにパッチワーク上に補修痕が残ってる車両が多かったように思います。
2018年3月某日 田奈~長津田にて 東急8615F
桜の季節の名撮影地です。
ここでは8615Fはじめいろんな編成を桜バックに撮ったものです。
2018年4月某日 三越前にて 東急8615F
丘陵を行く姿も、地下を行く姿もよく似合う、ステンレス車らしからぬ風景との親和性の高さも魅力です。
2018年9月某日 藤が丘にて 東急8615F
昭和の忘れ物のようです。
2019年1月某日 二子新地にて 東急8615F
2019年9月某日 市が尾~藤が丘にて 東急8615F
緑あふれる情景を行く8500系はこのあたりのおなじみの光景でした。
護岸整備されているものの、河岸まで階段で降りることができます。
この階段に腰掛けて8500系はじめ田園都市線の電車を眺めることができます。
もう1年近く前の写真ですが、末期は8615Fとの遭遇に恵まれず、これが最後の写真となってしまいました。
さて、これで残り13本130両とかなり寂しい数字になり、残りの編成達も余命あと1~2年です。
次の置換候補は8627F、8616F、8634Fと続きます。
8606F無き今、仕事も忙しくなり田園都市線へ頻繁には足を向けられない日々が続いてい折りますが、残された乗車・撮影体験を大切にしたいですね。
このままいくと、8500系の写真総数は何枚になるのでしょうね。
それだけ記録に残せるのは幸せなのやら恐ろしいやら……(笑)
それでは!
Thank you! 8615!
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