なんとも残念な状況で迎えてしまった2020年のGWですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
関東は昨日・今日と絶好の晴れ間で初夏の陽気となり、本来なら観光地はものすごい人出となったことでしょう。
しかし引きこもりを余儀なくされているこのご時世では、どうやら3DCADに向き合うのが一番の過ごし方のようです。
というわけで6000系の続きとなります。
前回までここまで出来ましたね。
中間車や反対側先頭車の各形式は、プロトタイプとなる先頭車のコピーで作っていくため、まず先頭車をできる限り作りこんでおかないと手直し箇所を全形式にやる羽目になって面倒なのです。
まず、ただの正方形なテールライトをリアルにしてげます。
本当は外枠内側にテーパーが付くのですが、1/150では再現しきれないため省略しています。
屋根上もにぎやかにしましょう。
逆L字の小田急無線アンテナは東急8500系設計時のもの、JR無線アンテナと信号煙管はJNR207-900系設計時のものを流用しています。
設計する車両が増えると流用できる部品も増えるので、結果的に設計スピードが上がりますね♪
規則的に並んだ四角い蓋はベンチレーター跡です。
非冷房時代のベンチレーター本体は、中心から左右に交互にずれていましたが、どうやら車内への通気口自体は中心線に沿っていたようで、蓋は一列に並ぶのが正解のようです。
ドア枠は、切り込みや凹凸を付け加えました。

どこのことを言っているのかわかりづらいと思いますが、"切り込み"とは乗務員扉枠の上部隅にある斜めの切り込みや、客扉枠の上部中央にある切り込みのことです。
おそらく2,3の枠部材をはめ合わせた際にできる継目なのでしょう。
意外と目立つのでV字の切り込みを入れて再現しました。
また、枠裾部のクツズリ部分は0.1mm凸にしています。
このままでは暑いのでクーラーも載せてあげましょう。
GMからパーツが発売されていますが、こちらでも設計しました。
細かい通風孔やファン部分の保護網も細かく再現。この位置からではほぼ見えませんが、中のファンは別パーツにできる設計としています。
以前設計したRPU-2204やCU-12系に比べると保護網の網目が粗いですが、ここの網目を細かくしすぎると中のファンが見えづらかったり潰れたりするので、今までの経験を基に少し粗めに仕上げてみました。
あくまで模型にするのが最終目標ですから、CAD上の見え方で満足してはいけないんですよね。
ここが設計するうえで難しいところです。
一緒にランボードもつくっています。
6000系といえば特徴的な妻面です。
ただ、高速で走ると風がビュービュー抜けるという問題もありました。
このキノコ型の貫通部のうち、くびれ部分は妻板そのものの形状というよりは、座席の袖仕切り部分がくびれに見えるんですね。
CM 6100形はパンタ台跡があるのを忘れてはいけませんね。
そういえば、東急は先頭車のことを"Mc"とか"Tc"とか、電動車有無の表記の後ろに小文字のcを入れる表記法だったと思いますが、営団・メトロは"CT"・"CM"のようにCが先に来るんですよね。
続いて実車に倣い前面帯を別パーツ化しました。
・前頭部パーツ
この部分を再現すると同時に別パーツとしたことで、塗り分けも簡単になるはずです。
ヘッドライトケースも同様に別パーツとしています。
ここまでの全景。
改めて見るとやはりカッコいいですよね、この車両。
この時代をよく見ていただけに、自然とニヤリとしてしまいますね(笑)
本日はここまで。
次回は台車と中間車でしょうかね……
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