鉄道写真は大別して、車輛メインの"編成写真"と、全体構図の"風景写真"に分けられると思います。

このうち編成写真は車両と正対、ないし少々あおるように撮るのがお決まりなため、俯瞰構図を撮影する明確な意識が無いと意外に撮影する機会が無かったりします。

今日はそんな部分に着目して撮影してきたお話。
ちょうど全検を出場した8637Fの綺麗な屋根上を撮影しに鷺沼~たまプラ間の陸橋上で狙います。


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8629F
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朝日に照らされた8629F。
前面裾の溶接痕がくっきり出ていますね。
SUS車の美しさはこの輝きにこそあります。


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8622F
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朝陽が昇っていくに従い徐々にオレンジから白っぽい輝きに変化していきます。
一枚上の29Fと比べるとよくわかりますね。


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8626F
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06Fや25Fと共に直近の置き換え候補に挙がってきた26F。
いずれも13次車軽量車を含むバリエーション豊かな編成だけに注目度は高いでしょう。
日が昇ってボディは青白い輝きに変化しています。


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8636F
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32F、33Fや38~42Fといった経年の浅い多くの軽量車が淘汰される中、最後まで残りそうな1編成となった36F。
どうせなら大井町線の白色LEDを取り返してもらえればよかったのに……と思わずにはいられません。


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急2133F
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納車して日が浅い2133F。
屋根の白さは営業開始直後か検査明け直後だけの美しさですが、やはりどう考えても汚れやすい屋根上を白とした意味が……


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8634F・5108F
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5000系と離合する8500系は2020系登場まで長らく田園都市線で見られた光景ですが、ついに本当の意味で世代交代となるんですね。
2020年3月末現在18本180両という本数はちょうど8500系と5000系で同数です(東横線所属車除く)。


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8637F
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全検明けの8637FBunkamura号。
屋根上の青みがかったグレーが美しいですね!
クーラーキセも輝いております。
この白飛びしそうなキセが検査明け8500系の特徴でした。
検査明け営業1本目だからか、オレンジ服の車両系技術者が添乗しているようですね。

長津田工場での検査はこの8637Fが最後という噂が盛んに流れていますが、現状これ以上残す必要性が見当たらないですよね……


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8606F
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この日も終日運用に就く8606F。
最後の力走と言わんばかりに終日走り回っていますね。
すでに前回検査から4年半経過していますが、8694Fなんかは5年半も走ってから運用離脱しているため、走行距離にさえ余裕があればまだまだ走るのかもしれません。

まあ、そうはいっても45年以上にもわたる活躍からすれば、すでに最終章であることに間違いはありませんので、撮影できる機会を常に大切にしたい今日この頃であります。

1年前に"8606Fは令和最初の桜を見ることができるか?"という記事をアップしましたが、どうやら叶うことができたようでうれしいですね。


2020年3月某日 鷺沼~たまプラーザにて 東急8614F
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伊豆夏ラッピングも10数年経過し、もはやこのラッピングがなんで伊豆夏といわれるのか忘れそうになります。
最近伊豆夏キャンペーン自体やってないですものね……

2020系の伊豆夏ラッピングとかは是非見てみたいですが。


2020年3月某日 青葉台~田奈にて 東武51065F
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場所を移して流し撮り。
50050系は練習でしか撮影しませんが、そんな練習に限って上手く決まるんですよね。
おかげで50050系の良質な写真ばかり増えます……


2020年3月某日 青葉台~田奈にて 東急8634F
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ラッシュを終え回送で帰宅する8634F。
切通を行く光景は田園都市線らしい風景の1つですね。


2020年3月某日 青葉台~田奈にて 東急8637F
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営業再開1本目はA47Kで、朝1往復の足慣らしでした。

側面がちに撮れるので扉のカラフルラッピングが綺麗に映りますね!

このあと8606Fの車内の写真を撮りに乗車したりしていますが、長くなりましたのでまた別の機会に……

もうコルゲート付き、直流制御車を都心で見ることなんてほぼほぼなくなってきましたから、あらゆる角度から愛でてあげてください。