3月6日、2133Fのデビューと入れ替わるように、同日A29Kを最後に8623Fが運用を離脱しました。
先日8621Fが離脱したばかりだというのに立て続けですね。

別れを惜しむべく、8623Fの過去の雄姿をご覧ください。


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2011年3月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8623F
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朝靄を切り裂くように駆け抜けていく8623F。


2011年3月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8623F
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この写真は2011年3月11日午前のもので、この撮影の後に東日本大震災が発生しました。
何事も無く急行で通過する8623F。


2011年5月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8623F
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2枚上と同様の構図ですが、青々とした緑と明るい日差しが5月のGWらしい色合いとなりました。


2011年5月某日 たまプラーザにて 東急8623F
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この構図もホームドア設置以前はおなじみのものでした。
おなじみの構図+おなじみの車両=日常の後継そのもの ですね。


2011年8月某日 市が尾にて 東急8623F
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たまプラと並んで駅撮りの名所だった市が尾中央林間寄り。
ホームドアが設置されてからというもの、まるで撮影者を見かけなくなりました。

あいかわらずいろんな編成で急行北越谷を撮影していますね(笑)
なんだかんだ朝ラッシュの撮影しやすい時間帯で来てくれるので、本数は少なくても必然的に撮影の機会に恵まれる行先でした。


2011年12月某日 たまプラーザにて 東急8623F
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冬のラッシュ輸送に勤しむ8623F。
着膨れした乗客をわんさか乗せて、田園都市線のラッシュをこなしていきます。


2012年3月某日 藤が丘にて 東急8623F
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雨の中8695Fと離合する8623F。
道床が黒く見えるのでより写真が締まって見えます。
前面のステンレスの輝き方が厳めしく見えるのも良いですね!


2013年1月某日 田奈にて 東急8623FIMG_0481
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深々と降り積もった早朝の雪路を行く8623F。
一枚目の、ホームの乗客の隙間に見える8623Fの表情なんか、まさに現役で日常的に活躍する様子を収めていて、とても気に入っています。


2013年8月某日 宮前平にて 東急8623F
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東武30000系と離合する8623F。
おもいっきり被っていますが、ある意味いい記録となりました。

そしていつの間にやら東武30000系は残り1本となってしまいました。
東武マルーン帯との共演もいつまで続くことでしょう?


2015年2月某日 宮崎台にて 東急8623F
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ラッシュの返しを撮影するのにちょうどよかった宮崎台。
幼少期を過ごした地元でもあり、この高架を最速110km/hで駆け抜ける8500系の爆音はいつまでも心に響きます。


2018年2月某日 二子新地にて 東急8623F
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S字に身をくねらせる8623F。
午後順光で編成全体に光が当たって撮影しやすいのがこの撮影地のいいところです。


2019年8月某日 梶が谷にて 東急8623F
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T運用を代走する8623F。

この梶が谷の曲線を抜けるとATC110km/hまで現示が上がるので、先行の各停が鷺沼まで逃げきれていると素晴らしいほどの爆走が楽しめます。

2月に朝ラッシュ後の下り急行に乗る機会があり、ちょうどデハ8623、10分ほどの遅れということもあって文字通りの爆走を楽しめました。


2019年10月某日 二子玉川~二子新地にて 東急8623F
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二子橋梁を渡る朝ラッシュの8623F。
まだピークではないので立客同士の間に隙間が見られますね。
実に通勤電車らしい光景です。


2020年2月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8623F
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つい1か月ほど前に撮影できた8623F最後の記録。
この場所に来るのは2014年9月以来で、実に5年半ぶりとなりました。
日当たりが微妙で8500系はこの8623Fのみ記録して別のポイントへ移動しましたが、幼少期の地元で最後の記録ができたのは幸運でしたね。


……
さて、今年度設備投資計画では2135Fまで誕生する予定ですから、それに合わせてじゃんじゃん2020系が入ってきているわけです。
このままいけば06F・25F・26Fあたりは今年度中に置き換えられる可能性があるわけですが、果たしてどの編成がいつまで走り続けることができるのでしょうか?
しかもこの置換候補たち、編成中に13次車が含まれる最後の編成で、もしかするとあと数か月で13次車が見納めになってしまうかもしれません……


そして8623Fの離脱により8500系は残り18本180両となって、ついに田園都市線内最多勢力の座を東京メトロ8000系に明け渡すことになりました。
東急車としても5000系の180編成と並び、次の離脱で東急車主力の座も陥落ということになります。

まあしかし、2020年まで名実ともに田園都市線の顔として長きにわたり君臨してきたわけですから、本当に息の長い元気な車両だと思います。

まだまだ元気でいてほしいところですが、お別れの時は刻一刻と迫っております。
その最後の時まで出来るだけいろんな場面を記録したいものです。


これまでの活躍に感謝いたします。
Thank you! 8623!