各所で既報の通り、2月10日A45Kをもって東急8621Fが運用を離脱しました。
同日中に恩田へ回送されています。
8642Fの廃車時に代替となる2020系が現れなかったため、長らく予備3編成だった田園都市線を予備2編成で回している状態でした。
そんな中、2132F運用開始時に廃車回送が無かったのは予備3編成化への布石かと思ったのですが、結局21Fが廃車になりました。
非軽量車の離脱は2009年の8624F以来で、ちょうどその11年前に置換計画の変更によって生き延びたのが21Fでしたから、実に11年越しでの置換となります。
11年の間に色々ありましたが、経営的なピンチを乗り切った立役者として果たした役割は大きかったといえそうです。
それではそんな11年もの延命生活を振り返ってみましょう。
2011年3月某日 二子玉川にて 東急8621F
コルゲートの美しさを最も感じられる構図かもしれません。
2011年8月某日 たまプラーザにて 東急8621F
この当時は本当に何気ない1枚でしたね。
2012年3月某日 溝の口にて 東急8621F
メトロ運用を代走してますね。
2012年3月某日 江田にて 東急8621F
例にもれずこちらもホームドア設置で撮影不可となっています。
2012年4月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8621F
アップダウンの激しい区間ですが、急行は最速110km/hで通過します。
遠くまで8500系の爆音がよく響いていたことを思い出します(笑)
2013年1月某日 田奈にて 東急8621F/8620F
どちらもメトロ運用を代走している20Fと21Fの貴重な並びです。
今やどちらも廃車となってしまったことに時代の流れを感じます。
2014年9月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8621F
実に普通、でもそれが好きなんですよね。
2015年2月某日 藤が丘にて 東急8621F
照明を受けてテラテラと輝く様はステンレス車らしいカッコよさがありますね。
2018年3月某日 青葉台~田奈にて 東急8621F
流し撮りのおかげで急行らしい疾走感が出ました。
東急赤帯の始祖である8500系には急行が似合います。
2018年6月某日 溝の口にて 東急8621F
夏らしい明るい日差しを浴びて21Fが下っていきます。
2018年10月某日 宮崎台にて 東急8621F
ホームドア設置前ということもあり、幼少期と何ら変わりない風景を見せてくれていました。
ヘッドライトの輝きがカッコいい!
2019年1月某日 藤が丘にて 東急8621F
冬の日差しを浴びて到着する21F。
夕ラッシュの下り急行が轟音を立てて鉄橋を渡っていきます。
鉄橋からチラ見えする構図は実に難しいですが、街灯りとの組み合わせはやはり美しい……
2020年2月某日 たまプラーザにて 東急8621F
これで8500系は10連19本190両で200両の大台を割りました。
田園都市線を走る形式としてはメトロ8000系と並び、依然最大勢力ながらかなり減った印象は否めません。
さらに1本減ればついに5000系18編成と並びますから、本当の意味で世代交代となるんですね。
しかし首都圏を走る70年代の車両というのもかなり減少したからか、8500系の注目度は相当のものがあるようで、鉄道系WEBサイトのあちらこちらで8500系の話題を目にします。
何の変哲もない編成にもこれだけ注目が集められるというのは幸せなことなのかもしれません。
これまでの活躍に感謝いたします。
Thank you! 8621!
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