12月10日のA44Kをもって8633Fが運用を離脱しました。
これで2020系による置換再開から8500系として8本目、田園都市線用に限れば8620F、8642F、8632Fに次いで4本目の置換となりました。
元々検査期限が1か月違いだった32Fが一足先に離脱していたため、33Fの行く末も注目されていましたが、ついにその時が来たようです。
これを機に振り返ってみました。
2011年3月某日 田奈にて 東急8633F
全列車が終日各停となり、8606F狙いの合間に撮影したものです。
素晴らしい夕日の光線が、コルゲートボディをきらきらと照らして美しいですね。
2011年8月某日 たまプラーザにて 東急8633F
定番構図で、実に普通・実に当たり前の光景でした。
2011年12月某日 たまプラーザにて 東急8633F
盛夏の写真は法面の青々とした雑草に、真冬の写真は乗客の着膨れした姿に季節感が出ています。
ホームドアが付いてこの構図はもうできませんね。
2012年11月某日 溝の口にて 東急8633F
ホームで待っていると、遠くからシールドビームの暖かい灯りと直流モーターのどっしりとした響きをまとって滑り込んでくる電車の情景が田園都市線の日常でした。
2014年9月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8633F
この跨線橋から8500系を眺めるのが小さい頃の楽しみでした。
あ、今もか(笑)
たとえ電車の姿が見えなくても、音だけでその存在を知れる8500系の爆音は、沿線の子供たちに多大なる影響を与えたのではないでしょうか?
2018年3月某日 宮前平にて 東急8633F
昔は3~4mくらいならオーバーランしても扉を開けてましたが、ホームドアが付いてそうはいかなくなってしまったでしょうからね。
2018年3月某日 二子新地にて 東急8633F
ただ、東日本大震災後の節電ダイヤ以降、ダイヤ改正でその数が大幅に増えた気がします。
おかげでサークルKの回送が撮りやすくなったのは棚ぼたでした。
田園都市線内では珍しいS字構図で。
2018年5月某日 藤が丘にて 東急8633F
青白いLED灯を受けて輝くステンレスボディが美しい……
2018年9月某日 藤が丘にて 東急8633F
シールドビームの光はゴーストやフレアも様になるのがいいですよね。
ピントが暴れるのは困りものですが、ハイビームの輝きがカッコいいのも8500系のいいところ。
2019年1月某日 梶が谷にて 東急8633F
急行線を行く列車を流しやすい撮影ポイントです。
この頃はもう普通の編成写真では満足できなくて、大抵流したり、夜に撮影したりと変化をつけています。
2019年8月某日 梶が谷にて 東急8633F
非軽量車と比べてより端正な顔立ちとなりました。
個人的には、スカートが無い方がより軽量車のスマートさを感じられて好みですね。
2019年9月某日 市が尾~藤が丘にて 東急8633F
田園都市感あふれるこの区間の撮影は結構おススメです。
ホームドアが付いて駅取りが難しくなった今、より"らしい"写真を求めてロケハンするのは楽しいですね。
2019年10月某日 梶が谷にて 東急8633F
定番撮影地ですが、こちらに向かってくる下り列車よりもトンネル越しに去り行く上り列車がカッコいいのがこの場所です。
内方分岐器を越えトンネルをくぐり、右カーブで勾配を下っていくという、何とも緩急のある情景が素晴らしいですね。
この日も朝ラッシュの田園都市線を元気に上っていきました。
さて、32F、33Fと何の変哲もない軽量車が離脱しはじめ、いよいよ置換・全廃を意識し始めなければいけなくなってきました。
現状では20編成で田園都市線最多形式ですが、あと1本離脱するとメトロ8000系の19本と並び、2本離脱すれば5000系の18本と並びます。
いよいよ世代交代といった感じで悲しいですが、よくこれだけ残ったものです。
今までの活躍に感謝いたします。
Thank you! 8633!
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