すでに各方面でお伝えされているように、
4月9日、ついに田園都市線所属8500系の廃車が再開されました。
運用離脱したのは8620Fで、
9日A44K出庫⇒17K途中車交で入区し、広告撤去の上長津田工場へ回送されました。
前回検査は2014年10月の全検が最後で、
昨年春頃より朝夕運用中心になり、その後数週間程度の休車と数日の朝運用を繰り返しながら
今年4月9日まで生きながらえておりました。
数日前には2128Fが運用入りしており、入れ替わるように廃車となった模様です。
8620Fは、検査期限や直近の運用状況、未更新車という車両特性から廃車筆頭候補でしたので
驚きはないとはいえ、2008年の8624F廃車から実に11年ぶりに8500系の廃車が再開されたことは
十分にビッグニュースといえるでしょう。
そんな8620Fの功績を称え、過去に撮りためた8620Fの雄姿を振り返ります。

2011年5月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8620F

非軽量車には車内アコモやシール材の更新等を施工した更新車が存在しますが、
8620Fは未更新車でした。
前面裾部に溶接痕がはっきりとわかるのが未更新車の特徴の一つでした。
2011年9月某日 たまプラーザにて 東急8620F

生い茂る夏草をバックに、夏の朝日を受ける8620Fがカッコいいですね。
検査明けからそう経っていないのか、クーラーがまだ白く輝いています。
2011年12月某日 宮前平~鷺沼にて 東急8620F

この坂をトップスピードで駆け上がる8500系の姿はいつ見ても力強さを感じさせます。
2012年3月某日 藤が丘にて 東急8620F

朝ラッシュ、半蔵門行きの08系を抜き去る準急の8620F。
藤が丘駅も先日上下線ともホームドアが設置され、08系はフルカラーLEDに交換、
そして8620Fは廃車となり、ついこの間まで当たり前だった光景が全て過去帳入りしてしまいました。
2013年11月某日 田奈にて 東急8620F

田奈は駅が谷底にあるので上下線ともトップスピードで駆け下りてきます。
8500系ともなるとその轟ようは威圧感すら感じるほどです。
2013年1月某日 田奈にて 東急8620F

同じく田奈駅の写真ですが、こちらは雪の降り積もった朝の様子。
前日の雪でダイヤが乱れた影響かS運用で代走していました。
急行は気持ちよく通過していきますが、
各停でしかも降雪時となるとオーバーランしそうでハラハラですね。
2014年12月某日 二子玉川にて 東急8620F

ホームドア無・LED照明の時代。
白色LED照明に照らされた8500系はきらきらと美しく輝いてまたカッコいいのです。
2019年1月某日 二子玉川にて 東急8620F

上写真からちょうど5年後の写真になります。
これが8620F最後の写真となってしまいました。
この時はすでに長期休車がかかっており、
時たま慣らしで朝走らせる程度にまで登板数が減少していました。
これはその時に捉えた1枚です。
後ろに連なる車両の屋根を見るとかなりの数が軽量車であることがわかります。
それもそのはず、8620Fは8601Fと8602Fから経年の浅い軽量車を組み込んで、
従来の非軽量車を玉突きで廃車させているのです。
そのため、非軽量車編成ながら軽量車が7両と、軽量車比率が最も高い編成なのが特徴でした。
また、その中間軽量車にはHS-20コンプレッサーを積んでおり、
デハ8620のみHB-2000、デハ8800にはHS-20を積む唯一のコンプレッサー混合編成でもありました。
このような形態となった経緯はこちらの記事下側をご覧ください。
さて、ついに再開された田園都市線8500系の置換・廃車ですが
5000系の投入中止により図らずも10年以上続投し、
田園都市線の輸送に引き続き貢献した功績はファンにとって非常にうれしいものです。
一方で、趣味雑誌等に掲載された現業部門のリポートには、
直流電動機やカム軸制御器、ペデスタル台車といった機械的接点の多い旧来の構成で成り立っている
8500系の保守には随分と手を焼いていることが報じられてきました。
しかしその手厚い保守体制のおかげで重大な故障・事故事象なく活躍できたのは
8500系とそのファンにとって幸運でしたし、
8500系続投の間に東急東横線の地下鉄相互直通事業や渋谷再開発、ホームドアの設置等が
これまでの活躍に感謝いたします。
Thank you! 8620!
4月9日、ついに田園都市線所属8500系の廃車が再開されました。
運用離脱したのは8620Fで、
9日A44K出庫⇒17K途中車交で入区し、広告撤去の上長津田工場へ回送されました。
前回検査は2014年10月の全検が最後で、
昨年春頃より朝夕運用中心になり、その後数週間程度の休車と数日の朝運用を繰り返しながら
今年4月9日まで生きながらえておりました。
数日前には2128Fが運用入りしており、入れ替わるように廃車となった模様です。
8620Fは、検査期限や直近の運用状況、未更新車という車両特性から廃車筆頭候補でしたので
驚きはないとはいえ、2008年の8624F廃車から実に11年ぶりに8500系の廃車が再開されたことは
十分にビッグニュースといえるでしょう。
そんな8620Fの功績を称え、過去に撮りためた8620Fの雄姿を振り返ります。

2011年5月某日 宮崎台~宮前平にて 東急8620F

非軽量車には車内アコモやシール材の更新等を施工した更新車が存在しますが、
8620Fは未更新車でした。
前面裾部に溶接痕がはっきりとわかるのが未更新車の特徴の一つでした。
2011年9月某日 たまプラーザにて 東急8620F

生い茂る夏草をバックに、夏の朝日を受ける8620Fがカッコいいですね。
検査明けからそう経っていないのか、クーラーがまだ白く輝いています。
2011年12月某日 宮前平~鷺沼にて 東急8620F

この坂をトップスピードで駆け上がる8500系の姿はいつ見ても力強さを感じさせます。
2012年3月某日 藤が丘にて 東急8620F

朝ラッシュ、半蔵門行きの08系を抜き去る準急の8620F。
藤が丘駅も先日上下線ともホームドアが設置され、08系はフルカラーLEDに交換、
そして8620Fは廃車となり、ついこの間まで当たり前だった光景が全て過去帳入りしてしまいました。
2013年11月某日 田奈にて 東急8620F

田奈は駅が谷底にあるので上下線ともトップスピードで駆け下りてきます。
8500系ともなるとその轟ようは威圧感すら感じるほどです。
2013年1月某日 田奈にて 東急8620F

同じく田奈駅の写真ですが、こちらは雪の降り積もった朝の様子。
前日の雪でダイヤが乱れた影響かS運用で代走していました。
急行は気持ちよく通過していきますが、
各停でしかも降雪時となるとオーバーランしそうでハラハラですね。
2014年12月某日 二子玉川にて 東急8620F

ホームドア無・LED照明の時代。
白色LED照明に照らされた8500系はきらきらと美しく輝いてまたカッコいいのです。
2019年1月某日 二子玉川にて 東急8620F

上写真からちょうど5年後の写真になります。
これが8620F最後の写真となってしまいました。
この時はすでに長期休車がかかっており、
時たま慣らしで朝走らせる程度にまで登板数が減少していました。
これはその時に捉えた1枚です。
後ろに連なる車両の屋根を見るとかなりの数が軽量車であることがわかります。
それもそのはず、8620Fは8601Fと8602Fから経年の浅い軽量車を組み込んで、
従来の非軽量車を玉突きで廃車させているのです。
そのため、非軽量車編成ながら軽量車が7両と、軽量車比率が最も高い編成なのが特徴でした。
また、その中間軽量車にはHS-20コンプレッサーを積んでおり、
デハ8620のみHB-2000、デハ8800にはHS-20を積む唯一のコンプレッサー混合編成でもありました。
このような形態となった経緯はこちらの記事下側をご覧ください。
さて、ついに再開された田園都市線8500系の置換・廃車ですが
5000系の投入中止により図らずも10年以上続投し、
田園都市線の輸送に引き続き貢献した功績はファンにとって非常にうれしいものです。
一方で、趣味雑誌等に掲載された現業部門のリポートには、
直流電動機やカム軸制御器、ペデスタル台車といった機械的接点の多い旧来の構成で成り立っている
8500系の保守には随分と手を焼いていることが報じられてきました。
しかしその手厚い保守体制のおかげで重大な故障・事故事象なく活躍できたのは
8500系とそのファンにとって幸運でしたし、
8500系続投の間に東急東横線の地下鉄相互直通事業や渋谷再開発、ホームドアの設置等が
進んだのですから、想定外だったであろう続投を見事にやってのけたのです。
こうして東急が車輛以外に投資できたのも、8500系とその整備陣の努力の賜物だと思います。一般的な視点から見れば不満が出るのも仕方ないと思われる東急8500系ですが、
高度経済成長期と平成の大不況期の東急を支えた名実ともに功労”車”であるわけですから、
当ブログでは来るべき完全撤退のその日まで8500系を見守っていきたいと思います。
これまでの活躍に感謝いたします。
Thank you! 8620!
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