このシリーズはずいぶん更新が中断してしまいましたが、
一応続いています。

今回はこんなものを作ってみました。
スライド1
東急ファンならご存知、何の変哲もないRPU-2214クーラーです。

8500系というよりは9000系の印象が強いクーラーですが、
8500系18次車以降もこのクーラーを積んでいることはもはや常識ですね。
スライド2
我ながらよく出来ていると思います(設計だけは……)

今更なぜ既製品もあるこのクーラーを作ったのか、というと

IMG_5081
既製品のクーラーのコレジャナイ感がどうにも拭えないからです。
多分、微妙に背が低いのと、側面フィルター部分の表現が無いのが原因だと思うのですが。
特に側面フィルター部の表現は目立つので、表現しておきたいところでした。

というわけで5両分20基セットを用意してみました。
スライド3
DMM.Makeクリエイターズマーケットにて、nano factory鉄道模型ブランドで出品したいと思います。


これを3DCAD上のボディと組み合わせると……
スライド5
あらかっこいい!

スライド4
あらあらかっこいい!

TKK8500 5連イメージ v6
無題 v5
屋根肩Rの違いが判りますでしょうか。
非軽量車と軽量車の一番の違いですね。

スライド6
手前は東急8000系列で一般的なRPU-2204クーラーです。
奥が今回製作したRPU-2214クーラーです。

3Dプリンタでの出力はまだ行っていませんが、
Xtreme modeでないと側面フィルターの細かい表現は潰れてしまうかもしれません。


ついでにこんなものも製作中です。
スライド7
東急3450形が履いていた川崎ボールドウィン台車。
少数派の日車ボールドウィン台車と違い、
弓型にゆるやかな曲線を描く側梁が優美な台車です。

スライド8
超拡大してみます。
FUSION360ならコイルバネも簡単一発で設計可能です。

よくみると大雑把な造りもありますが、これでも最小0.1mm程度の表現もあり、
そのような細かさでは実際に出力すると潰れてしまう可能性が高いのです。

3DCADは、実際には0.01mm単位の大きさでも、画面上ではいくらでも拡大できてしまいますので、
細かく作りすぎてしまうことがよくあります。
でも3Dプリンタの出力ピッチには限界がありますので、
そのことを考慮して作らないと強度が保てません。

スライド9
こちらは3450形の運用を考慮して3両6台車分をセットしておきました。
こちらもDMM.Makeクリエイターズマーケットにて、nano factory鉄道模型ブランドで出品したいと思います。


本日はここまで!
引き続き8500系も3450形も力を入れていきたいと思います。