予告編ですでにボディが大方出来上がっていましたが、
本編ということで記事にしてみます。

が、一つ一つFUSION360の画面をキャプチャするのは面倒くさいのでこんな機能を使ってみました。

FUSION360でつくる207系900番台
Tc車ボディ編

 

FUSION360でつくる207系900番台
DT50/TR235台車編

 

FUSION360のモデリング手法には、
編集履歴をキャプチャしておいて後から寸法等を修正更新できる
パラメトリックモデリングと、
編集履歴のキャプチャが無く後から寸法等を更新できないものの、
その都度自由に設計していくダイレクトモデリング
の2つのモデリング手法が適用可能です。

どちらも利点と欠点があり、作るものや設計思想によって向き不向きがあるのですが、
一般的には後から修正可能なパラメトリックモデリングで設計していきます。

このとき、パラメトリックモデリングでは後からの修正を考慮して編集履歴を残していくのですが、
この編集履歴にそってモデリングの様子をアニメーション再生してくれる機能があるのです。
キャプチャ1
雑な印付けで申し訳ありません……
黄色のマーカーで印付けした部分がパラメトリックモデリングの編集履歴です。
スケッチや押し出し・フィレット・面取り・勾配など、編集手順ごとに履歴がキャプチャされます。
そして左下の赤丸内にある再生ボタンを押すと、YouTubeに上げたような
モデリングの様子がFUSION360上で再生されます。

これまでブログに掲載してきたキャプチャ画面のように丁寧な描写ではありませんが、
基礎的なCADの扱い方は"FUSION360でつくる東急8500系"の記事でお伝えしてきたとおりですので、
この動画では「どんな機能をどんな手順で鉄道模型の3Dにしているのか」をご覧いただければ、
と思います。
もちろんこのようなモデリング方法以外にも、作成方法はいろいろあると思います。
私自身このソフトを使い始めて1年経っていませんから、より便利な機能・正確なモデリング手法
があるのでしょう。
東急8500系の設計時には知らなかった機能を
207系900番台の設計に反映している部分も多々あります。
ですから、こういうのはやはりトライ&エラーの繰り返しで覚えていくのがいいでしょう。


さて、YouTubeにアップしたので、
ついでに公式チャンネルという形でデザインしてみました。
nanofactory YOUTUBE公式Chアート

現在この2つの動画のみのアップですが、
そのうち様々な内容で動画として取り上げるかもしれません。
新製品の3Dプリンタ出力パーツの紹介なんかはYouTubeとブログの相乗効果が期待できそうです。

そういえばYouTubeに動画を上げるのは実に8年ぶりぐらい(当時高校生でした)なのですが、
基本的な使い方こそ変わっていないものの、
その間にYouTubeの機能の進化と動画のアップロードをめぐる諸問題が
垣間見える仕様になっていて隔世の感があります。

何はともあれ、今後ともnano factory当ブログをよろしくお願いします!