以前EF81田端機の常磐無線アンテナ跡再現用パーツを作成しました。
こちらの記事です。
"FUSION360でつくる東急8500系"シリーズのように一から作り上げることもできる3DCADですが、
ディテールアップのためのオリジナルパーツを作成できるのも魅力ですね。
ということで、ディテールアップパーツ第2弾として、
今回は需要がありそうな24系特急寝台客車の
水タンクに追設された耐雪カバーを再現したいと思います。
まず24系の水タンクとはどんなものかというと、こちらの写真をご覧ください。

写真は出雲で使用されていたオロネ25形のものですが、
14系や24系ならば一部車両を除き通路側便所寄床下に水タンクが付きます。
そして、今回作成する水タンク耐雪カバーがこちら。

耐雪カバー付き水タンクの写真はさすがに手持ちがなかったので、
イカロス出版の"ブルトレ新系列客車のすべて"からチラリとお見せします。
この本や鉄道ピクトリアルの14系・24系特集はブルトレマニアにとってのバイブルといえるでしょう。
特に民営化後の多彩な改造車を追うなら必須です。
さて、出雲用オロネ25の水タンクと比べると、
イカロス本のオハネ25 565は水タンク両端に薄い板材が付き、
水タンク下部両端と中央付近全長にわたって補強梁のようなものが付いているのがわかると思います。
この補強板が耐雪カバーです。
車体に付着した雪が走行中に落下し、線路上の砕石を巻き上げて水タンクを破損する恐れがあるため
北斗星やトワイライトエクスプレス、あけぼのの個室改造車を中心に
この耐雪カバーが追設されました。
模型では床下機器類が共用部品となっており、
北斗星やトワイライトエクスプレスの24系でも耐雪カバーが再現されていません。
そこでこの耐雪カバーを3Dプリンタで作ってしまえ!というのが今回の趣旨です。
一から設計する場合は、まず形式図面を用意して1/150寸法で罫書きますが、
今回は既製品に追加するパーツを作るわけですから、
まず取付対象の24系模型をノギスで採寸します。
今回はTOMIX製の24系北斗星用車両を対象としましたが、
水タンク自体の設計は14系や北斗星以外の24系でも同様です。
床下パーツは全て流用ですからね。
なお、KATO製にも流用できるかもしれませんが、
KATO製では採寸していないので綺麗に収まるかは不明です。
外形寸法を採寸したら3DCAD上にスケッチして水タンクを再現します。

水タンク自体はすでに既製品として床板にモールドされていますので、
外形が再現できればOKです。細かいディテールはいりません。
スケッチを基に押し出し機能でソリッドにします。

円筒形の縁にフィレットを付けてタンクらしい丸みを持たせます。
この丸みをノギスで計測するのは難しくフィーリングとなりますので、
模型の形状とよく見くらべて設計します。
ここであまりに模型と形状がかけ離れると3Dプリントしたパーツが既製品パーツと干渉して
上手くはまり込まないことがあります。
ここまでが既製品の水タンクの3D図面再現です。
次に、今回の目的である耐雪カバーをつくります。

タンク両端に台形の平版がありますので、資料写真と見比べて程よい大きさで作ります。
ここも耐雪カバーの図面なんてものはそうそうないでしょうから、
よく実車を観察することが大事です。
さらにタンク横へ梁を伸ばします。

タンク中央の梁はこのようにタンク両端で止まっているものもあれば、
イカロス本の写真のようにタンク全長にわたって繋がっているものもあります。
既製品に取り付けるための取付け足を設計します。

この部分は既製品の水タンクに穴をあけて、この取付け足を差し込むことで
耐雪カバーを固定させたいと思います。
取付足を全て付けるとこんな感じ。

これで耐雪カバー自体は完成です。
梁は細いですが、0.5mmは確保しています。
水タンクと取付足の関係はこのようになります。

青く表示された取付け足が水タンクに食い込んでいますね。
ということは正確に水タンクに穴をあけなければなりません。
そこで、ピンバイス用の取付冶具を設計します。

水タンクを覆うように長方形のソリッドを作ってから、
タンク外形に沿って長方形のソリッドを丸くくりぬきます。
取付足の延長線上に穴をあけてピンバイスの差込口を開けてあげます。

この冶具を既製品の水タンク下にかぽっとはめ込めば、ピンバイスでの開口も容易です。
耐雪カバー付き水タンクの外観はこうなりました。
水タンク部分は既製品で再現されていますから実際にはプリントしません。


今までの3DCAD部品に比べて実に簡素な造りですが、
耐雪カバー自体には複雑な形状は無いので問題ありません。
むしろ細い梁部分が折損しないか心配です。
3Dプリントにあたっては一個ずつプリントすると毎回初期費用で数千円とられてしまいますので、
いくつかのパーツをまとめて発注します。

このように耐雪カバーを8つ、冶具を一つつけて全てを一つのコンポーネントにまとめます。
こうすることでコンポーネントごとSTL形式で保存すれば
一つのパーツとして発注することが可能です。
さて、本日注文したので一週間ほどでプリント結果をご報告できるかと思います。
良好でしたらDMM.makeに出品したいと思いますのでお楽しみに!
こちらの記事です。
"FUSION360でつくる東急8500系"シリーズのように一から作り上げることもできる3DCADですが、
ディテールアップのためのオリジナルパーツを作成できるのも魅力ですね。
ということで、ディテールアップパーツ第2弾として、
今回は需要がありそうな24系特急寝台客車の
水タンクに追設された耐雪カバーを再現したいと思います。
まず24系の水タンクとはどんなものかというと、こちらの写真をご覧ください。

写真は出雲で使用されていたオロネ25形のものですが、
14系や24系ならば一部車両を除き通路側便所寄床下に水タンクが付きます。
そして、今回作成する水タンク耐雪カバーがこちら。

耐雪カバー付き水タンクの写真はさすがに手持ちがなかったので、
イカロス出版の"ブルトレ新系列客車のすべて"からチラリとお見せします。
この本や鉄道ピクトリアルの14系・24系特集はブルトレマニアにとってのバイブルといえるでしょう。
特に民営化後の多彩な改造車を追うなら必須です。
さて、出雲用オロネ25の水タンクと比べると、
イカロス本のオハネ25 565は水タンク両端に薄い板材が付き、
水タンク下部両端と中央付近全長にわたって補強梁のようなものが付いているのがわかると思います。
この補強板が耐雪カバーです。
車体に付着した雪が走行中に落下し、線路上の砕石を巻き上げて水タンクを破損する恐れがあるため
北斗星やトワイライトエクスプレス、あけぼのの個室改造車を中心に
この耐雪カバーが追設されました。
模型では床下機器類が共用部品となっており、
北斗星やトワイライトエクスプレスの24系でも耐雪カバーが再現されていません。
そこでこの耐雪カバーを3Dプリンタで作ってしまえ!というのが今回の趣旨です。
一から設計する場合は、まず形式図面を用意して1/150寸法で罫書きますが、
今回は既製品に追加するパーツを作るわけですから、
まず取付対象の24系模型をノギスで採寸します。
今回はTOMIX製の24系北斗星用車両を対象としましたが、
水タンク自体の設計は14系や北斗星以外の24系でも同様です。
床下パーツは全て流用ですからね。
なお、KATO製にも流用できるかもしれませんが、
KATO製では採寸していないので綺麗に収まるかは不明です。
外形寸法を採寸したら3DCAD上にスケッチして水タンクを再現します。

水タンク自体はすでに既製品として床板にモールドされていますので、
外形が再現できればOKです。細かいディテールはいりません。
スケッチを基に押し出し機能でソリッドにします。

円筒形の縁にフィレットを付けてタンクらしい丸みを持たせます。
この丸みをノギスで計測するのは難しくフィーリングとなりますので、
模型の形状とよく見くらべて設計します。
ここであまりに模型と形状がかけ離れると3Dプリントしたパーツが既製品パーツと干渉して
上手くはまり込まないことがあります。
ここまでが既製品の水タンクの3D図面再現です。
次に、今回の目的である耐雪カバーをつくります。

タンク両端に台形の平版がありますので、資料写真と見比べて程よい大きさで作ります。
ここも耐雪カバーの図面なんてものはそうそうないでしょうから、
よく実車を観察することが大事です。
さらにタンク横へ梁を伸ばします。

タンク中央の梁はこのようにタンク両端で止まっているものもあれば、
イカロス本の写真のようにタンク全長にわたって繋がっているものもあります。
既製品に取り付けるための取付け足を設計します。

この部分は既製品の水タンクに穴をあけて、この取付け足を差し込むことで
耐雪カバーを固定させたいと思います。
取付足を全て付けるとこんな感じ。

これで耐雪カバー自体は完成です。
梁は細いですが、0.5mmは確保しています。
水タンクと取付足の関係はこのようになります。

青く表示された取付け足が水タンクに食い込んでいますね。
ということは正確に水タンクに穴をあけなければなりません。
そこで、ピンバイス用の取付冶具を設計します。

水タンクを覆うように長方形のソリッドを作ってから、
タンク外形に沿って長方形のソリッドを丸くくりぬきます。
取付足の延長線上に穴をあけてピンバイスの差込口を開けてあげます。

この冶具を既製品の水タンク下にかぽっとはめ込めば、ピンバイスでの開口も容易です。
耐雪カバー付き水タンクの外観はこうなりました。
水タンク部分は既製品で再現されていますから実際にはプリントしません。


今までの3DCAD部品に比べて実に簡素な造りですが、
耐雪カバー自体には複雑な形状は無いので問題ありません。
むしろ細い梁部分が折損しないか心配です。
3Dプリントにあたっては一個ずつプリントすると毎回初期費用で数千円とられてしまいますので、
いくつかのパーツをまとめて発注します。

このように耐雪カバーを8つ、冶具を一つつけて全てを一つのコンポーネントにまとめます。
こうすることでコンポーネントごとSTL形式で保存すれば
一つのパーツとして発注することが可能です。
さて、本日注文したので一週間ほどでプリント結果をご報告できるかと思います。
良好でしたらDMM.makeに出品したいと思いますのでお楽しみに!
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