東京メトロ8000系といえば
東急田園都市線内においては8500系に次ぐ勢力を誇り、
日本初のボルスタレス台車を履いて日夜東奔西走しております。

しかし個性的な車種が豊富に活躍する田園都市線内では注目度は高いとは言えず、
8500系などに比べて趣味的にスルーされてきた形式かもしれません。

模型では古くからGMの板キットがありますが、
最近になってやっとマイクロエースの完成品が出ました。
更新車と東西線仕様ですがね……

いまや全車がB修更新を終え見違えてしまいましたが、
この形式も置換が発表され、先が見えてきましたね。
そんな東京メトロ8000系が、
甲高いチョッパ音に小窓爆弾ドアを装備していた営団スタイルの時代を振り返りましょう。


2011年5月某日 たまプラーザにて 東京メトロ8114F
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東急車は早いうちからHゴムの黒色化が始まりましたが、
メトロ8000系では未更新車に最後まで白Hゴムが残っていました。

2011年2月某日 二子新地にて 東京メトロ8110F
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最終増備編成であり最後の更新対象となった8110F。
19編成製造されたメトロ8000系は01F~11Fの8連と12F~19Fの10連で
編成を分けて増備する計画がありましたが、最終的には全編成10連として増備され、
8110Fが最後の編成単位の増備として製造されました。

この編成のみ車外スピーカーが車体に設置されています。

写真は人身事故の影響で溝の口止まりとなった時のものです。


2012年4月某日 たまプラーザにて 東京メトロ8119F
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このように離合する様子も見納めの時が迫っています。
写真は未更新車同士の離合です。

2012年3月某日 たまプラーザにて 東京メトロ8115F
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開発中のたまプラーザテラス前を行くメトロ8115F。
この8000系までが小窓のドアを採用しており、
以降南北線9000系や0シリーズからは一般的な窓サイズのドアになりました。
子供は外が見られない厄介な形式でしたが、それも昔の話になりました。