たまには東急から離れてみます。

古今東西さまざまな車両が生まれては消えていったわけですが、
その中でもブルートレインは
20系あさかぜの誕生から2015年の北斗星廃止まで
半世紀にわたり鉄道ファンの心をつかんで離さないほど人気で、魅力的な存在でした。
そしてそれは私も例外ではありませんでした。

私が物心ついたころにはすでに風前の灯火といったブルートレインでしたが、
それでも高校あたりまではかろうじて九州ブルトレが残っていましたし、
あけぼのや北斗星の乗り納めができたのは不幸中の幸いだったかもしれません。

そんな"思い出のブルートレイン"から何枚かひっぱりだしてみました。


2008年12月某日 東京にて 14系 寝台特急富士・はやぶさ
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2008年12月某日 東京にて EF66 48  寝台特急富士・はやぶさ
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やはり14系14形の折妻は"富士"や"はやぶさ"よりも"さくら"の印象が強いです。
富士やはやぶさをよく見るようになったのは14系が担当し始めてからですが、
図鑑では
14系14形=さくら・みずほ
24系25形=富士・はやぶさ
でしたからね。


これらの写真は廃止宣告を受けてすぐの頃だったと思います。
富士・はやぶさは、上り2列車で終着の東京駅に到着すると、
機回しのためしばらく停車していました。

まだ東京口のブルトレが複数あった時代は
先に到着した列車の牽引機が東京駅の品川寄り引上げ線に残り、
後に到着する列車を率いて品川へと回送する
いわゆる"段落とし運用"が組まれていました。
しかし出雲が廃止されたあたりから取りやめとなったようで、
9番線を回って東京方へと機回しして自分で回送していましたね。


富士・はやぶさの東京到着時刻は午前10時少し前、
陽も高く上り、その光が明るく照らすホームにギャラリーはほとんどおらず、
この時までは平和な、いつも通りの風景でした。